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古着やボタン、食器といった身近な日用品をパラフィンワックスに封じ込め、カーヴィングの技法で造形する立体作品を制作しています。これらの作品を通して、社会と個人、家族と個人といった関係性を問い直しています。近年は、世界や日本の神話、小さな地域に伝わる民話のリサーチをもとに、「病」や「死」にまつわる体験をテーマとした作品にも取り組んでいます。

コラム掲載のお知らせ

BankART Columnにコラムを寄稿しています。

戦後日本における「混血児」に関するリサーチの中で、中心的なモチーフとして取り上げている根岸外国人墓地、そして「GIベイビー」をめぐる問題に深く関わる旧優生保護法を、実家の家業に絡めて書かせていただいています。

また、レコメンド書籍として、リサーチに関わるものや、おすすめの書籍などを紹介していますのでそちらもご一読願えると幸いです。

https://bankart1929.com/column/vol-3/

対談のお知らせ

ExPLOT Studioにて山崎洋子さんと対談をさせていただきます。

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山崎洋子 / 飯嶋桃代

『天使はブルースを歌う』をめぐって  

 

山崎洋子さんは、横浜の闇の部分に焦点を当てたリサーチに基づき『天使はブルースを歌う』を出版されています。横浜生まれの飯嶋桃代さんは、その山崎さんの本に内容に触発され立体作品『plot1-7B』を制作されました。

横浜の戦後混乱期の象徴とも言えるGIベビーを取り巻く背景に寄せる想いを作品化した二人の作家に、「街」「女性」「子ども」をキーワードに言葉を交わし横浜を語っていただきます。

 

🎈 ExPLOT TALK 制作と生活Vol.2 山崎洋子 / 飯嶋桃代 『天使はブルースを歌う』をめぐって

日程:2025年8月31日(日) 

時間:14:00(13:30開場)~

会場:ExPLOT Studio(横浜市西区みなとみらい 4-3-1PLOT48 テラス棟1F)

   https://bankart1929.com/explotstudio-access/

参加費:1,000円(要予約)

予約申込み:https://2025-0831explotstudio.peatix.com

展示のお知らせ

【開催概要】

展覧会名:煙が消えるその前に

展示作家:飯嶋桃代、斎藤英理

会  期:2025年4月3日(木)- 4月13日(日)*会期中無休

開室時間:10:00 ~ 18:00  *入室は17:30まで

観  覧  料:無料

会  場:横浜市民ギャラリー 展示室B1F(〒220-0031 神奈川県横浜市西区宮崎町26-1)

主  催:飯嶋桃代+斎藤英理

助  成:公益財団法人 松浦芸術文化財団

 

 この度、飯嶋桃代と斎藤英理による企画展「煙が消えるその前に」を横浜市民ギャラリーにて開催いたします。本展は、2022年より続けてきたミックスルーツに関するリサーチの成果を発表する場となります。

 日本において「ハーフ」と呼ばれる人々を取り巻く環境は、ルッキズムの問題と深く関係しています。戦後直後の露骨な差別とは異なり、現在では、通りすがりの視線や無意識的な差別を含む質問として当事者に投げかけられます。それは立ちのぼっては消える煙のように曖昧でありながら、決して拭い去ることのできない痛みとなって当事者の心の底に蓄積されていきます。

 本展は、このような違和感の由来を探ることを目的とし、飯嶋の彫刻作品、斎藤の映像作品を中心に、2人の往復書簡で制作されたドローイングやコラージュ、写真、メモなどのインスタレーションによって構成されています。

 本展を通じて、個々の作品が交差しながら問いかける「まなざし」や「記憶」、そして消え去ることのない声に耳を傾けていただければ幸いです。

【イベント】

本展にあわせて、出展作家2名によるギャラリートークを開催します。展示作品や本展のテーマについて語りながら、制作背景やリサーチについてもご紹介します。どなたでもご参加いただけますので、下記お時間までにぜひ展示室へお越しください。

※トーク中は会場内が通常より賑やかになる可能性があります。静かな環境での鑑賞をご希望の方は、別の時間帯にご来場いただくことをおすすめします。

ギャラリートーク

日時:2024年4月5日(土)15:00~(1時間程度)

会場:横浜市民ギャラリー 地下1階展示室

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展示のお知らせ

​【開催概要】

展覧会名:「Sphinx―人間の台座」

会  場:ギャルリー東京ユマニテ

会  期:2024.2.5(月)‐2.24(土)

開室時間:日曜祝日休廊 10:30-18:30

*1F、B1F同時開催[B1Fのみ 2.17(土)17:00まで]

https://g-tokyohumanite.com/exhibitions/2024/0205.html

民俗学や神話に興味を持つ飯嶋が今回のテーマに選んだスフィンクスは、ギリシャ神話では女性の頭にライオンの身体と鷲の翼を持つ怪物とされています。このスフィンクスは通行人に謎をかけ、解けないものを食い殺していましたが、オイディプスが謎を解くと岩の台座から飛び降り谷底へ身を投げて死んだといいます。飯嶋はスフィンクスの台座という視点からこの謎かけを掘り下げ、陶製の頭蓋骨を蝋で鋳込み台座の形に切り出した立体作品を中心としたインスタレーションを発表いたします。地下会場(2月17日まで)にもペインティングと立体作品を展示いたしますので、ぜひご高覧いただきますようお願いいたします。

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